私たち想画に興味を持っていただき、ありがとうございます。Philosophyに掲げているように、私は『想像力をつかうことが、あたりまえの世界。』なら、きっと今よりもお互いを思いやれる、より良い世界になるのではと考えて想画を創業しました。IT等のテクノロジーは、社会の課題を解決し、より良い未来を生きるために使える便利な道具です。ITよりもっと有効な道具が出てくれば私たちはIT以外のテクノロジーも積極的に使っていくでしょう。かけがえのない仲間やお客さまとの出会いのおかげで今日まで成長を続けていることに、深く感謝します。そしてまた、ともに働くことになるかもしれない新たな方との出会いにも、ワクワクしています。
長い歴史のある建築業界などは、アルバイトの学生から生涯現役のシニアまで様々な働き口があり、それを支える環境と理解があります。それと比べると、IT業界はまだまだ働き方に工夫の余地があります。若さと根性で乗り切る前提だと、年をとっても働ける会社にはなりません。誰もがスティーブ・ジョブズのような天才ではないので、凡人や老人でも食べていけるように、無理をせず、しかし高品質の仕事という難問を解決していかねばなりません。『バリバリやれる人』だけを集めた会社の方が効率は良いかもしれませんが、バリバリやれなくなったときにポイって捨てられるわけにもいかないですよね。大変なチャレンジですが、必要なチャレンジだと考えています。
ITには、複製や再利用が容易という特徴があります。その日その日の仕事をただこなすのではなく、『今日やった仕事によって、明日の仕事が楽になる』ように、働きながら知恵と工夫を積み重ねていく。蓄積が進めば、たとえば講演や執筆という働き口も生み出せます。10年、20年というスパンで今後の業界、そして自分たちの未来を作っていくつもりです。急成長する会社ではないかもしれませんが、100年続く会社を目指していますので、そうした思いに共感してくれる仲間と歩んでいきたいですね。
株式会社 想画
代表取締役 田中統蔵